ビジネスアーキテクト
既存事業の高度化

既存の事業、製品・サービスの目的を見直し、再定義した目的の実現方法を策定したうえで、関係者をコーディネートし関係者間の協働関係の構築をリードしながら、目的実現に向けたプロセスの一貫した推進を通じて、目的を実現する役割

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主な業務

  • 社内外の環境、社会や顧客・ユーザーのニーズ、技術動向等を踏まえて、既存の事業、製品・サービスの目的を再定義し、目的を実現するためのビジネスプロセスの設計、活用する技術や手法・ツールの選定を行う

  • 既存の製品・サービスの実現可能性や活用するソリューションの有効性を検証のうえ、既存の事業計画を見直し、ソリューションの要件の詳細化から実現に責任を持つ

  • 顧客・ユーザーからのフィードバックやKPIのモニタリングを通じて、プロセスやソリューションの収益性を向上する施策(ターゲットとなる顧客・ユーザー、領域の拡大等)を継続的に検討・実行する

  • 構想から効果検証まで一貫して、関係者全体のコーディネート(必要なリソースの確保、チームの組成、適材適所を意識した偏りのないタスクの割り振り、関係者間の合意形成の促進等)を担う

他のロール (役割) との関係性 期待される役割

ビジネスアーキテクト(既存事業の高度化)
  1. 顧客・ユーザー調査の結果から導出されたインサイトを踏まえた製品・サービスのアイデアの検討
  2. データ分析結果から得られる示唆を踏まえた製品・サービスのアイデアの検討
  3. 新技術・ツールを起点とした製品・サービスのアイデアの検討
    顧客ニーズに基づく開発要件の定義やソフトウェアアーキテクチャの設計
    開発の優先順位の決定
  4. コストとリスクのバランスを考慮した、製品・サービスのリスクへの最適な対応策の検討
    リスクに応じた新たなルールの検討

このロール (役割) に求められる 高い実践力と専門性が必要なスキル

スキル
マッピングの
考え方

  • 「ビジネスアーキテクト(新規事業開発)」同様、「ビジネス変革」や「データ活用」関連のスキルにおいて、知識とともに高い実践力が求められるほか、「テクノロジー」や「セキュリティ」関連のスキルについても、関係者をコーディネートするために一定の知識をもっていることが求められる

  • 新規事業開発と既存事業の高度化は、スキルを実践する場面・発揮する場面が異なり、それぞれに異なる難しさがあると考えられるが、必要なスキル自体に差はないと考えられるため、新規事業開発と同様のスキルが必要であるとした

    新規事業開発は、何もないところからビジネスの変革を通じて新たに実現したいことを定義する点では、既存事業の高度化よりも難易度が高いが、一方で、既存事業の高度化は、すでにある製品・サービスの要件との整合性担保や、ステークホルダーとの調整を行いながらスケールさせなければならない点において新規事業開発よりも難易度が高いと考えられる

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